ロシアから退くか残るか… 放任するマクロン氏、悩めるフランス企業

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パリ=疋田多揚
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 ロシアから撤退するか、残るべきか――。フランス企業が揺れている。ウクライナのゼレンスキー大統領に、現地で活動を続けていた自動車大手ルノーなどが、名指しで批判されたためだ。

 撤退すれば、経営に大打撃。残れば、企業のイメージを損なうリスクを負う。

 自国経済への影響を避けたいフランスのマクロン大統領も困惑気味で、撤退するかの判断は「企業に任せる」と丸投げしている。

 ゼレンスキー氏は今月23日、フランス国会でのオンライン演説で、「価値観は利益より大事だと思い出すべきだ」とフランス企業に呼びかけた。そして、ルノーや大手スーパー「オーシャン」などの名を挙げて、ロシアから撤退するよう訴えた。

ロシア国民のため、残る企業も

 ルノーはその日の夜、同社モ…

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