第23回難民あふれる隣国ポーランド 当局者が懸念する「限度超える」事態

有料会員記事ウクライナ情勢

クラクフ=遠藤雄司遠藤啓生 ジェシュフ〈ポーランド南東部〉=遠藤雄司、ザーホニ〈ハンガリー北東部〉=野島淳
【動画】食料配布の列に並ぶウクライナからの避難民たち=遠藤啓生撮影
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 ウクライナ国境から西へ約250キロ。25日、ポーランドの古都クラクフ中心部の避難施設では、ポーランド風ギョーザのピエロギの香りが広がっていた。通路にあるオイルヒーターには、洗濯した子どもの靴下やタオルが干されている。

 病院だった施設を今月上旬、地元自治体などがウクライナ難民の避難所として開設した。収容規模は約200人。すでに満員だ。

 昼食を終え、足をひきずるようにして2階の自室に向かって歩いていたガリーナさん(70)は10日、ウクライナ北東部ハリコフの自宅から1キロ先が空爆されたため、避難を決意した。頼れる身寄りもなく、タクシーで最寄り駅に行き、電車に乗った。西部リビウを経由し、2日がかりでクラクフにたどり着いた。

 クラクフ中央駅の情報カウンターを介してこの施設を紹介してもらったという。「ポーランドの人々にはとても感謝しています。打算のない純粋な善意で助けてくれています」

山間部での受け入れ準備進めるも…

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