ウィル・スミスさん平手打ち、「最も異常で醜い瞬間」米メディア批判

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細見卓司、ロサンゼルス=五十嵐大介、ニューヨーク=中井大助
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 米ロサンゼルスで27日(日本時間28日)にあったアカデミー賞授賞式で、俳優のウィル・スミスさんがコメディアンのクリス・ロックさんの顔を壇上で平手打ちする一幕があった。米国ではテレビ中継が一時止まり、ネット上でも大きな話題を呼んだ。背景に何があったのか。

 ロックさんはドキュメンタリー部門の受賞者を発表している最中に、スミスさんの妻であるジェイダ・ピンケット・スミスさんを指して「G・I・ジェーンの続編を楽しみにしている」と発言した。「G・I・ジェーン」は、丸刈りの女性兵士が過酷な訓練に挑む姿を描いた作品。ジェイダさんは脱毛症であることを公言しており、ロックさんはジェイダさんの短髪をジョークにしたとみられる。

 この発言の直後、スミスさんは客席から壇上に上り、ロックさんの顔をたたいた。米国での放送はその直後に止まった。怒りがおさまらない様子のスミスさんは自席に戻った後も放送禁止用語を使って「妻の名前を口にするな」と怒鳴った。

 AP通信によると、デンゼル…

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    中野円佳
    (ジャーナリスト)
    2022年3月30日8時15分 投稿
    【視点】

    欧米メディアを見ていると、ロック氏の「ジョーク」についての言及は少なめで、ウィル・スミス氏のみが強く非難をされていたのが印象的でした。「このようなことを言ったから殴られても仕方ない」という論法を使ってしまうと、暴力を容認し、さらに暴力被害者