俳優のウィル・スミスさんが27日のアカデミー賞で、コメディアンのクリス・ロックさんを平手打ちした問題で、スミスさんは28日、謝罪のメッセージをインスタグラムに投稿した。「私の行動は許容されるものではなく、言い訳もできない」としたうえで、妻の健康状態を題材にした冗談に、感情的に反応したと釈明した。
ロックさんは27日の授賞式で、スミスさんの妻のジェイダ・ピンケット・スミスさんを指して「G・I・ジェーンの続編を楽しみにしている」と発言した。「G・I・ジェーン」は、丸刈りの女性兵士が過酷な訓練に挑む姿を描いた作品。ジェイダさんは脱毛症であることを公言しており、その短髪をジョークにしたとみられる。その直後、客席にいたスミスさんが舞台上に上り、ロックさんの顔を平手打ちした。
スミスさんは28日のメッセージで「暴力はすべての形において有毒で破壊的だ」と記し、授賞式での行動について謝罪。そのうえで「私が冗談の対象になるのは仕事の一部だが、ジェイダの健康状態についての冗談は耐えられず、感情的に反応した」と述べた。
スミスさんは、ロックさんに…