コロナ、ウクライナどう教える?学ぶ? 来春の高校教科書の記述は

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 感染症対策と、自由の保障を両立させるには――。来春以降、主に高校2、3年生が使う新しい教科書では、多くの教科で新型コロナが取り上げられた。高校生にも身近な世界的課題をもとに、考える力を育むねらいだ。ロシアによる2014年のクリミア半島併合に言及した教科書も複数あり、今回の侵攻について書き足すことを検討する社もある。

 「(国民に犠牲を強いる)行動自粛を専門家が直接国民に求めるという事態が、果たして民主主義の観点から望ましかったのか」

 数研出版は政治・経済に載せたコラム「専門家の知見を政治にどう生かすべきか」で、こう問いかけた。

 政治的判断に専門家の知見は不可欠だと指摘する一方で、「(選挙で選ばれていない)専門家の知見によって政治が動かされることは、民主主義との関係で緊張をはらんでいる」とし、政府が設置した専門家会議に言及。様々な提言について、ふさわしい内容であったかどうか議論してみようと呼びかけた。

 公共では「限られた医療資源をどうするか」考えるコラムを掲載。ワクチン接種や治療の優先順位について、業績を上げた人から▽効果が明らかな人から▽(くじ引きなど)偶然性に委ねる、といった判断基準の例やそれぞれの問題点を示し、議論を促す内容だ。

 東京書籍も、政治・経済で「感染症対策と人権」というコラムを掲載。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置について、「基本的人権である移動の自由や営業の自由などを侵害しないよう、慎重な適用が必要」と記した。感染者への差別的な中傷が問題になったことも盛り込んだ。

 政治・経済で「『コロナ禍』の影響と財政」を取り上げたのは実教出版。①医療・公衆衛生②経済対策③所得補償などで巨額の財政出動があったことを伝え、「財政の健全性のあり方」にも触れている。

 歴史でも、人類を脅かしてきた様々な感染症がクローズアップされた。

 東京書籍の日本史探究では…

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