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利用促進策…なの? 低迷の「マイナ保険証」、4月に患者負担増

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滝沢卓
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 マイナンバーカードを保険証としても使える「マイナ保険証」。患者にとっては診察時に過去の薬の情報を正確に医師と共有できるといったメリットがあるが、4月から料金が引き上げられることになった。自己負担3割の場合、初診時の支払いは21円増える。マイナ保険証が使える医療機関はまだ全体の14%と伸び悩むなかでの「値上げ」は、患者にそっぽを向かれかねない。

 4月に予定されている診療報酬保険診療時の医療サービス料金)改定のメニューの一つとして、マイナ保険証にからむ新たな料金が導入される。マイナ保険証が使える医療機関を受診して、登録されている薬剤情報などを活用して診療を受けたときに月1回支払う。例えば自己負担が3割の場合、初診は21円、再診は12円だ。

 もしマイナ保険証を使わずに、従来の保険証を出したとしても、マイナ保険証が使える医療機関なら初診で月9円(ただし2024年3月まで)の負担が新たにかかる。

 なぜこうした形で診療報酬を引き上げるのか。

 それは、医療機関側の収入を増やすことで、対象のサービスに取り組む医療機関を広げることがねらいだ。今回の診療報酬改定ではマイナ保険証以外でも、低調なオンライン診療を普及させるためにオンライン初診料を引き上げる(自己負担3割の場合、642円から753円)。ただ、診療報酬の仕組み上、同時に患者の自己負担も増えてしまう。

 そもそもマイナ保険証とはどういうものなのか。

政府、導入目標にはほど遠く

 マイナンバーカードは今年3…

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