後を絶たないチケットの不正転売 警視庁、仲介サイトに監視を要請

大山稜
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 コンサートやプロ野球のチケットの不正転売を防ぐため、警視庁は、転売仲介サイト大手「チケジャム」(東京都渋谷区)と「チケット流通センター」(千代田区)に、高額取引の監視や情報共有を要請した。チケジャムの飯田貴矢社長は「不正転売を許さないという思いは同じ」と応じた。

 2019年施行のチケット不正転売禁止法で、定価を超える額での業としての販売行為に罰則(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)が設けられたが、不正は後を絶たない。警視庁には昨年だけで、約100件の通報が寄せられたという。

 対策を担う生活安全特別捜査隊は、複数の身分証本人確認▽高額転売の監視強化と警察との情報共有▽興行主が出品の取り下げを求めた際の迅速な対応▽サイトでの警告表示の強化――を求めた。両サイトは、同隊が摘発した不正転売事件にも使われていた。警視庁は「協力してもらうことで監視態勢をさらに強化したい」としている。(大山稜)