政治家になれる年齢はなぜ下がらないの? 19歳の疑問

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聞き手・伊藤和行
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 中央大生の宇恵野(うえの)珠美さん(19)は、若者の意見を政策として提言する活動に参加しています。改正民法の施行で4月1日に成人になりましたが、腑(ふ)に落ちないことがあるそうです。選挙で投票できる年齢はすでに18歳に引き下げられており、今回、成人年齢も引き下げられる。なのに――。いま抱いている疑問を語ってもらいました。

民法の改正で、4月1日から、成人になる年齢が20歳から18歳に引き下げられました。10代で成人になることをどう受け止めているか、話を聞きました。

 私は今、横浜市で親と暮らしています。昨年の横浜市長選衆院選は投票に行きました。悩みましたが、候補者の「若さ」は選ぶポイントの一つでした。若者の意見や考えを理解してくれると思うからです。

 若者の声って、政治家の皆さんはどこまで真剣に聴いてくれているでしょうか。おととし、コロナ禍で突然「9月入学」の議論が起きた時、若者の意見を政策提言する一般社団法人「日本若者協議会」のメンバーだった私は、自民党から呼ばれて意見を言いました。政治家は決まって「若者の声がもっと欲しい」と言いますが、このときは急に議論が起きたということもあり、とりあえず若者の声を聞いたという印象を受けました。

 私の意見が若者を代表しているわけではなく、当事者の意見は色々あったはずで、もっと多くの若者の意見を聞いて欲しかったな、と感じました。

 議員や知事、市町村長に就くことができる権利である「被選挙権」は、知事や参院議員が30歳から、そのほかは25歳からとなっている。4月以降もそのままだ。

 「選挙権」の方は、2016年に「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられました。昨年は、韓国で被選挙権年齢が「25歳以上」から「18歳以上」に引き下げられたというニュースもありました。

 日本では20代の政治家って…

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    秋山訓子
    (朝日新聞編集委員=政治、NPO)
    2022年4月1日18時28分 投稿

    【視点】日本の若者の投票率が低い。せっかく18歳選挙権になっても行使している人は多くない。それは、主権者教育が充実していないから。被選挙権も低くするのはとてもいいことだと思う。あわせて、主権者教育も充実させる。「若い」というのは、政治家もそれだけで