手は、武器を持つためではなく… 絵本で反戦、収益は被害者支援に

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佐々木亮
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 ロシアのウクライナ侵攻に対し、言葉とアートで「反戦」を広げようと、生活困窮者支援に取り組む北九州市のNPO法人「抱樸(ほうぼく)」理事長で牧師の奥田知志さん(58)と、イラストレーターの黒田征太郎さん(83)が絵本づくりを進めている。すべてのいのち、すべての人は、殺し合うためではなく、支え合って生きるために生まれた。そんな思いをこめている。

 ロシアの侵攻直後から、奥田さんは「今すぐやめて」と声を上げてきた。「日本人を含むウクライナ志願兵の募集」「在日ロシア人への中傷」といった動きが報じられると、危うさを感じた。「では、何ができるか」を探る中、「黙るわけにはいかない。せめて思いを表そう」と、SNSに原案となる文章を投稿した。反響は大きく、周囲の勧めで絵本化を思い立った。

 絵本の中で、こう呼びかける。

   

 口は、

 宣戦布告のためではなく、

 誰かを蔑(さげす)むためでもなく、

 「愛」のことばを語るため、

 「あなたを赦(ゆる)します」

 「ごめんなさい」というために創られた。

   

 手は、

 武器を持つためではなく、

 奪うためでもなく、

 だれかを抱きとめるため、

 支え合うために創られた。

   

 「目は」「耳は」「鼻は」……

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