それでも求める「家族っぽさ」 コロナ禍に居場所奪われた若者たちは

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小林直子
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 仕事がない、帰る家がない――。そんな10~20代の若者たちに、東京都内のNPO法人が「住まい」を提供している。支援のきっかけは新型コロナウイルスの感染拡大。居場所をつくり、再スタートを目指す人たちを後押ししている。小林直子

 東京都北区の住宅街に立つ築40年ほどのビルの一室。若い男性たちがそれぞれの要望を言い合っていた。「外出するときはLINEを」「風呂の電気は消して」。ここは、10代後半から20代前半の男性が住むシェアハウス。3月上旬に開かれた、月1回の「住民会議」での一コマだ。

 3LDKで約100平方メートルの広さ。玄関を入るとすぐにキッチンとダイニングがあり、その奥に住民が寝室として使う和室がある。共用のテーブルやイス、電子レンジ、冷蔵庫などの家具・家電は備え付けだ。

 コロナ禍で住み込みの仕事を失った人、家族と折り合いが悪く、家を飛び出した人……。身を寄せた背景や出身地は様々。共同生活を送りながら、新しい仕事に挑戦したり、スキルを学んだりして再スタートを目指している。

高校卒業と同時に一人暮らし、アルバイトに受からず貯金は底をついた

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