ロマンス詐欺にサイバー犯罪… 変わるシノギ、組の垣根越えて連携も

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 私の余命は2カ月。630万ドルの財産のうち、4割はあなたに――。

 東京都内の60代男性は「英国在住の女性」からこんなメッセージを受け取った。「送金に必要な口座開設費」として約30万円を振り込んだが、やり取りは途絶えた。恋愛を装って現金を振り込ませる「国際ロマンス詐欺」だった。

 女性になりすましてメッセージを送り、だまし取った金を引き出したとして、警視庁は1月、指定暴力団山口組系と住吉会系の組員計3人を逮捕した。

 ロマンス詐欺に関与した疑いで組員が逮捕されるのは珍しいが、暴力団の資金獲得活動である「シノギ」として、親族らを装って高齢者らをだます特殊詐欺は有力な手段とされる。

 警察庁によると、摘発された犯罪別の割合をみても、ノミ行為といった「伝統的なシノギ」が減る一方で、詐欺は増加傾向にある。特殊詐欺全体の被害額は年300億円近くに迫るが、多くのグループの首謀者は暴力団関係者だと警察当局はみている。被害者と接し、逮捕されるのは末端の「受け子」や「出し子」ばかりで、暴力団関係者の関与が表面化することはほとんどない。

 コロナ禍で収入が減った自営業者らを国が支援する持続化給付金をめぐる事件では、「指南役」として組員が相次いで摘発された。

 若者の間で広がっている大麻…

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