パンダ、アニメ、震災…指導者らの意外な表情も 日中50年の写真展
北京=林望
中国・北京の日本大使公邸で30日、天皇誕生日記念レセプションが開かれ、国交正常化50周年を迎えた日中両国の歩みを伝える写真アーカイブが展示された。一世を風靡(ふうび)したパンダの姿や中国の人々の心をつかんだ日本のアニメなどを紹介。訪日した歴代中国指導者の表情にも時代の変化がうかがえる。
1972年9月、日中共同声明に署名し、国交正常化を果たした田中角栄首相と周恩来首相がかたい握手を交わす場面を皮切りに、日本で大人気となったジャイアント・パンダのカンカン、ランランの愛くるしい姿、1980年代に中国で放映された鉄腕アトムや一休さん、1992年に訪中した天皇皇后両陛下(現上皇ご夫妻)の万里の長城での表情、2008年の四川大地震で現地に駆けつけ犠牲者に黙禱(もくとう)を捧げる日本の緊急救助隊の様子など80枚以上が時代順に並んだ。
興味深いのは、写真に写る中国指導者の表情が時代とともに変わっているように見えることだ。
改革開放前夜の1978年秋…
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