米、過去最大級の石油備蓄放出を表明 今後半年で最大1.8億バレル

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ニューヨーク=真海喬生、ロンドン=和気真也
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 ロシアのウクライナ侵攻による原油価格の高騰を受け、バイデン米政権は31日、過去最大級の石油備蓄の放出に踏み切ると表明した。米国は昨年11月、今年3月にも放出しており、今回で3回目となる。

 米欧はロシアのプーチン政権に経済制裁で圧力を強めている。エネルギー資源国への制裁の反動で高止まりする原油市場を、冷ますねらいだ。米政府高官は「今回の放出は、米国の生産者が原油の増産を達成するまでの時間を埋めるものになる」と語った。

 米国ではガソリンなど様々な物価が上がり国民生活を圧迫している。11月に中間選挙を控えるバイデン政権としては、ガソリンなどの価格を抑え、支持率の上昇をねらいたい思惑もある。

 米政府によると、今回は1日平均100万バレルを今後6カ月間にわたって放出する方針だ。最大で計1・8億バレルとなる。発表前の一部報道を受け、原油価格の指標となる「米国産WTI原油」の先物価格は一時、1バレル=107ドル台から100ドル台へ下落した。

 米国は昨年11月、日本やイ…

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