企業各社が入社式 3年ぶりに対面型で、参加前には抗原検査も
新年度を迎えた1日、多くの企業で入社式があった。新型コロナ対応のまん延防止等重点措置が解除されたことで、3年ぶりに新入社員を一堂に集めたり、対面型の開催に戻したりする企業がめだつ。
明治安田生命保険は都内の本社ビルで新入社員約300人を迎えた。参加者はコロナの抗原検査を受けて式に臨んだ。昨年、一昨年は分散開催で、全新入社員がそろうのは3年ぶり。入社後の研修も3年ぶりに対面で行う。永島英器社長は「コロナと共存し過度に臆することなく、安心して社会人としての第一歩を歩みだしてほしい」と語りかけた。
システム障害が相次いだみずほフィナンシャルグループも3年ぶりに対面型の式を開き、傘下のみずほ銀行やみずほ信託銀行、みずほ証券などの新入社員約600人が出席。2月に就任した木原正裕社長は「システム障害で大きな不安を抱いたと思う」と謝罪したうえで、「失敗を糧にして、何があってもへこたれないでほしい」と呼びかけた。
関西電力は新入社員268人を大阪市の本社に集め、座席の間隔を約1メートルずつ空けて式を開いた。一昨年は中止し、昨年はグループ別にオンラインでつないでいた。森本孝社長は「直接メッセージを伝えられてうれしい」と述べた。
1日に持ち株会社制に移行し…
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