「GoToトラベル」見えぬ再開、使える予算は8千億円 業界は期待

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初見翔、松本真弥
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 2020年末から中断している政府の観光支援策「Go To トラベル」事業の再開の見通しが立たない。「まん延防止等重点措置」が3月に全面解除されたことで、観光業界は再開への期待を高めているが、新型コロナウイルスの感染が再び広がる懸念から、政府は慎重な姿勢を崩していない。

 全日本空輸(ANA)によると、春休み期間(3月25日~4月5日)の旅客数は、コロナ禍前の19年と比べて7割ほどまで回復した。20年の同時期は3割ほどの水準だった。日本航空(JAL)も前年より5割ほど増えるという見通しを示していた。

 ANAの小山田亜希子・東京空港支店長は「非常に明るい兆しが見えてきた。3回目のワクチン接種が進んでいることも大きい」と話し、トラベル事業でさらに利用客が増えると期待する。

 重点措置が約2カ月半ぶりに解除されて初の週末となった3月26日、羽田空港の出発ロビーは子どもの手を引く旅行客らでにぎわっていた。千葉県柏市の50代の会社員男性は、妻と子ども4人で岡山県の実家に行くという。家族そろっての帰省は3年ぶりだ。「長い間帰れず、両親も楽しみにしている。3日間の滞在では香川県まで足を延ばし、うどんも食べたい」と笑顔で話した。

再開は「『旅行していい』国のお墨付き」

 日本旅行業協会の高井晴彦・…

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