京急「歌う電車」の発車音「ドレミファインバータ」 自販機で復活

土居恭子
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 【神奈川】「ドレミファソ~」と発車時に独特の音階を奏でていた京急電鉄の電車。引退し聞けなくなっていたあのメロディーが1日、自動販売機でよみがえった。

 自販機横浜駅の京急線改札内に設置されている。「まもなく快特品川行きが発車いたします」。飲み物を選ぶボタンを押すと、5種類のアナウンスがランダムで鳴り、飲み物が出る際に、「ドレミファインバータ」の愛称で親しまれた、電車が動き出す際の音が流れる。

 京急によると、「歌う電車」と呼ばれた電車が昨年7月に姿を消して以降、再び聞きたいという声が寄せられ、あのメロディーを残せる場所があればと自販機の設置に至ったという。

 自販機は「新1000形」のラッピングが施されており、鉄道ファンが久しぶりの音色を楽しんでいた。ニュースで復活することを知り家族と立ち寄ったという横須賀市の坂井恵多さん(13)は「列車が引退したときには寂しかった」。よく京急を利用しているといい、慣れ親しんだメロディーに笑顔を見せた。

 自販機は現在、横浜駅の1台だけだが、反響によって増設も検討するという。(土居恭子)