運転手も住民、助け合う「近助タクシー」 悩み抱える全国から注目

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佐藤孝之
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 公共交通の不便な地域で、車を運転しない高齢者などの移動手段をどう確保するか。福井県永平寺町が導入した「近助(きんじょ)タクシー」が、同じ悩みを抱える全国の自治体から注目を浴びている。住民自身が有償ボランティアで運転手を務め、予約を入れた住民を目的地まで運ぶ格安の乗り合いタクシーだ。(佐藤孝之)

 3月のある平日。午前9時45分、同町飯島の老人福祉センター「永寿苑(えいじゅえん)」に7人乗りのミニバンが到着した。高齢の女性5人をそれぞれの自宅から乗せてきた近助タクシーだ。「ありがとうございました」。女性たちは運転席の中村耕夫(たかお)さん(69)に声をかけて降車。中村さんはすぐに次の利用者宅へ向かった。

 永寿苑に週3回通う87歳の…

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