「マスク離れ」進む米国 専門家が警告「このウイルスは前にも…」
ワシントン=合田禄
新型コロナウイルスの累積感染者が世界最多の8千万人超に上った米国で、このところの感染縮小に合わせて「マスク離れ」が進んでいる。
米国では、今年1月に1日あたりの新規感染者が100万人を超える日もあったが、2月以降は感染者も入院者も減った。最近は1日あたりの新規感染者は約2万6千人(過去7日平均)、新規入院者も約1600人(同)となっている。
米疾病対策センター(CDC)は2月下旬にマスク着用の指針を変更し、感染が落ち着いている地域では屋内での着用を求めないことにした。現在はほぼ全ての地域で屋内マスクが不要で、スーパーなどの屋内施設でもマスクをしていない人が多い。
ファウチ大統領首席医療顧問は3月20日の米ABCテレビの番組で、「まだ勝利を宣言する時ではない。このウイルスは以前にも我々をだましたことがある」と話し、今後、感染拡大傾向がみられた場合には再度、マスク着用を求める可能性があると強調した。
マスク着用の緩和の背景には…
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