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認知症の母のために120万円、口座凍結「正直者ほど負担大きい」

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柴田秀並
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 「お母さまの通帳再発行には応じかねます」。

 神奈川県の女性(63)は昨年4月、訪れた銀行の窓口でこう言われ、驚いた。

 自宅の隣に住む母が腰の骨を圧迫骨折してしまい、代わりに手続きに来た。

 認知症の症状がでていた母は「通帳をなくした」と窓口で騒いだことがあったらしく、銀行はすでに認知能力が衰えたと判断し、口座を凍結。「成年後見制度を使ってください」との一点ばりだった。

 母はその後、生活に全面的な介護が必要な「要介護4」に指定され、特別養護老人ホームに入所した。だが、本人の預金は引き出せない。

 成年後見制度を申請し、自身が選任されたが、準備から確定までに5カ月ほどかかった。

 それまでに立て替えた費用は…

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