東証の新3市場が始動 1部→プライム、大幅な市場再編は60年ぶり

稲垣千駿
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 東京証券取引所が4日、東証1部など五つあった市場をプライム、スタンダード、グロースの三つに刷新し、午前9時から取引を開始した。中核市場に及ぶ大幅な再編は東証2部を開設した1961年以来約60年ぶり。投資家からみて違いがわかりにくかった市場のコンセプトを明確にし、世界中から投資の呼び込みをねらう。

 三つの新市場は、国際的に事業展開する企業中心のプライム1839社▽国内での実績ある企業中心のスタンダード1466社▽新興企業中心のグロース466社の計3771社。最上位のプライムには、旧1部2177社の84%が移った。

 東証を傘下に持つ日本取引所グループの清田瞭最高経営責任者(CEO)は、取引開始前に東証で開かれた記念式典で、「(再編の)狙いは、上場企業の持続的成長と中長期的な企業価値向上を支え、国内外の多数の投資家から支持を得られる魅力的な市場を提供することにある。市場区分の見直しを一つの契機として、上場会社の取り組みが進展していくことに大いに期待している」と述べた。(稲垣千駿)