太陽の恵み、電気も農作物も ソーラーシェアリングでブルーベリー

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久保田一道
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 農地に太陽光パネルを設置し、売電収入を得ながら農作物を育てる取り組みが広がっている。耕作放棄地の増加が目立つ茨城県北地域では、太陽光発電のノウハウを持つ電気設備会社が、遊休農地を使った果物作りに挑戦している。

 久慈川沿いに田畑が点在する常陸大宮市の辰ノ口地区。10アールほどの土地に、支柱と太陽光パネルが並んでいる。パネルの下には、ブルーベリーの鉢植えが約2メートル間隔に並ぶ。設置したのは、同市の「茅根(ちのね)電設工業」。茅根太造社長(46)は「日光が遮られるので、夏の作業も快適です」。

 配線や照明の工事を手がける同社が農業に乗り出したのは2018年。背景にあったのは、周辺の耕作放棄地の増加だ。過去の県の調査では、県北地域は県内の他地域に比べ、農地に占める耕作放棄地の割合が高い。雑草が生えた田畑が増えるのを寂しく思っていた頃、農地に降り注ぐ太陽光を発電と農業に分け合う「ソーラーシェアリング」という手法を耳にした。

 国は13年、農業を続けなが…

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    露木志奈
    (環境活動家)
    2022年5月16日17時29分 投稿
    【視点】

    環境Xビジネス、まさにこれが環境問題を解決していきながらビジネスを実現し、どちらも諦めない素敵な形。世の中の問題は、解決するために、今までのことを諦めなければいけないと思っている人が大半。だけど、このように一見、ネガティブに見える問題をどう