米ノババックス社の新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は4日、専門家による審議会を18日に開くと発表した。承認される見通しで、ワクチン未接種者への1、2回目接種だけでなく、すでに別のワクチンをうった3回目接種にも使う。米ファイザー、米モデルナ、英アストラゼネカに続き、国内で使える4種類目のワクチンになる見込み。
このワクチンはすでに国内で使われているファイザー製やモデルナ製、アストラゼネカ製とは異なるタイプ。「組み換えたんぱく質」という、ウイルスの表面にあるたんぱく質だけを合成したものを接種して、免疫のしくみを刺激する。
未接種者には3週間以上の間隔を空けて2回接種する。米国などで2回接種までの臨床試験(治験)を行ったところ、発症を予防する効果は約90%だった。2回目までにファイザー製かアストラゼネカ製をうち、3回目にノババックス製をうつ「交互接種」でも、英国などの治験で有効性が示されていた。
国内での生産や流通を担う武…
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