国際結婚に「伴走」28年、山形離れ故郷へ オンラインで切れない縁

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坂田達郎
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 農山村の男性の結婚難解消などを目的に、行政が主導した国際結婚がかつて山形県から全国に広がった。国際結婚した女性らが直面した様々な試練を28年間支援した県内の女性が近く、山形を離れる。高齢の母親に寄り添いたいとふるさとに戻るものの、山形との縁は続き、今後も側面から支援していく。

 この女性は西上(にしがみ)紀江子さん(62)。山形市の認定NPO法人IVY(アイビー、旧・日本国際ボランティアセンター山形)で、1994年から中国語通訳や相談員を務めた。高校の国語教師や大学の中国語の非常勤講師として教壇にも立った。

 同年、夫の仕事の関係で幼い子ども2人を連れて愛媛県から山形市に引っ越した。初めての地に溶け込もうと、「中国語の勉強しませんか」と周囲の女性らに声をかけた。京都大で中国語を学び、留学や貿易の仕事で磨いた経験があった。一緒に勉強を始めた仲間を通して、IVYに出会った。

明け方、公園にいた幼いきょうだいは

 「中国の人を救出してきたの…

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