「ロシア、手段なくなれば核使用も考えるだろう」 秋山・一橋大教授

有料会員記事ウクライナ情勢

菊地直己
[PR]

 ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、秋山信将・一橋大教授(国際政治・核問題)が4日、東京の日本記者クラブで記者会見した。ロシアによる化学・生物兵器や核兵器使用のリスクについて、「ロシアの戦況が明らかに不利になった場合には、核兵器使用も考えられる」と述べた。

 秋山氏は、2020年6月にロシア政府が初めて公表した「核抑止における政策の基本」に記載されたロシアの核使用の条件について説明。「敵が核兵器、その他の大量破壊兵器を使用したとき」と記されていることから、ウクライナ側による化学・生物兵器の使用を主張することで、「それらを口実にし、何らかの形で限定的な核使用に踏み切る可能性はある」と指摘した。

 軍事、経済的な損失が積み重なった場合には「最終的に戦況を好転させて戦闘を終結させるため、あらゆる手段がなくなった場合には核兵器使用も考えるだろう」と述べ、被害が出ないような場所で警告的に使用するほか、北大西洋条約機構(NATO)からウクライナへの支援物資供給ルートへの使用の可能性があるとした。

「核がないから侵略は短絡的」

 秋山氏は、核保有国に対する…

この記事は有料会員記事です。残り527文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年4月5日9時58分 投稿
    【視点】

    ロシアによる核使用の条件を補足します。「敵が核兵器、その他の大量破壊兵器を使用したとき」と公表された文書に書かれているのは記事中にある通りですが、使用される相手として挙がっているのは「ロシアまたは同盟国」です。つまり、ロシアが直接標的とされ