キタキツネから鳥インフル検出、国内の哺乳類では初か

伊藤唯行
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 北海道は4日、札幌市内で死んで見つかったキタキツネ1匹から、高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。環境省によると、国内での哺乳類の鳥インフルエンザへの感染確認は初めてだという。

 市内では3月29日にハシブトカラス5羽が死んでいるのが見つかり、道が回収して北海道大学遺伝子検査を行った。一方、キタキツネはカラスが見つかった場所の近くで31日に死んだ状態で見つかり、同大が回収して検査していた。道によると、カラス、キタキツネともに高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が検出されたという。

 環境省によると、海外では肉食の哺乳類が野生の鳥類を食べることで、鳥インフルエンザに感染した事例があるという。同省は、今回のキタキツネもカラスを食べて感染した可能性があるとみている。道は「野鳥を捕食した感染と考えられることから、日常生活で人に感染することはない」としている。

 道は回収地点から半径10キロ内で緊急調査を実施し、野鳥などの監視を強化する。(伊藤唯行)