第30回悩むウクライナ難民、定住を模索 「帰りたいが、この先どうなるか」

有料会員記事ウクライナ情勢

クラクフ=遠藤雄司
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 ロシア軍のウクライナ侵攻により、祖国から逃れた難民の多くが長期の避難生活を強いられるなか、国外への定住を模索する動きが出てきている。ポーランドでは、難民が個人IDの登録や就職を始めている。

 3月26日午後、ポーランド南部クラクフにあるタウロン・アリーナ前の行列に、100人以上のウクライナ人が並んでいた。ポーランドで公的な医療サービスを受けたり就職したりする際に必要となる個人ID番号の登録のためだ。

 最後尾付近にいたデニスさん(16)は、姉や母らと中部ドニプロ市から1週間前に逃げてきた。「ポーランドでは学校には行かず、すぐに家族のために働きたい。仕事があるなら何でもいい」。デニスさんたちが行列に並ぶのはこの日が2日目だ。前日は自分たちの順番が来る前に登録所が閉じてしまったという。

 アリーナの職員によると、登録所は日曜をのぞく午前8時~午後8時に開いており、毎日500~600人が登録を済ませる。

 ただ、登録を求める難民が多…

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