第2回低調な札幌のウィンタースポーツ実施率 五輪招致目指すのになぜ

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能田英二
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 記録的な大雪に見舞われた今冬の札幌市。市中心部の近くにはいくつもスキー場があり、親子でスキーを楽しんだり、学校単位でスキー学習に取り組んだりする姿がみられる。ただリフトを待つ時間は短く、かつてのブームのような盛況ぶりとはいえない。

2030年オリパラ 札幌招致を問う

 札幌市が目指す2030年冬季五輪招致へ向けた課題と展望を、現地での取材と関係者へのインタビューから探ります。

 さっぽろばんけいスキー場で28年間レッスン指導者を続けてきた森脇俊文さん(46)。ピーク時には週末ナイターのレッスン生徒は200人もいた。それが100人、50人に減っていき、今は20人を切ることも。「五輪を開いた街なのに、あれ?って思った」。「都心から自動車で20分も走ればパウダースノーがあり、ジャパンパウダーを意味するJAPOW(ジャパウ)と呼ばれるほど。地球上でいちばんの環境。いまや地元の人より世界で評価されているのに」。スキーヤー減少に歯止めをかけたいと、旧知のスキー選手や教育関係者を巻き込んで、ウィンタースポーツの魅力を訴えるイベントを開いている。

 札幌でスキーは小中学校でも授業が実施され、もっともなじみのある冬季スポーツだ。しかし用具費やリフト代金などの負担もあり、09年には市内の中学校でのスキー授業の実施率が30%にまで低下した。

 危機感を持った市は12年…

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