コニカミノルタの英子会社に不正アクセス ネット上で「犯行」声明
鷲田智憲
コニカミノルタは4日、英国の子会社が第三者からサーバーへの不正アクセスを受けたと発表した。顧客や社内情報の流出は現時点で確認されておらず、外部の専門機関などが詳細を調べているという。
広報担当者によると、不正アクセスは身代金を要求する「ランサムウェア」による攻撃とみられる。先月23日に社内で覚知し、外部とのネットワークを遮断した。メールなどが社内で使えなくなる影響も出ているという。
この子会社は、日系企業も含む顧客企業のマーケティングなどを支援している。ハッカー集団が闇サイト上で攻撃を表明しているが、現時点で身代金の要求はないという。(鷲田智憲)