地元・広島知事「非常に不満」 米国の核政策めぐり、岸田首相に苦言

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大久保貴裕
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 広島県湯崎英彦知事は5日、米国の核政策に対する岸田政権の姿勢について、「非常に不満が残る」と述べた。被爆地・広島選出で、「核兵器のない世界」への取り組みをアピールしている岸田文雄首相に釘を刺した形だ。

 この日の記者会見で、発足半年を迎えた岸田政権への評価を問われたのに対して湯崎氏が答えた。

 湯崎氏の念頭にあったのは、3月末に米国のバイデン政権が概要を発表した「核態勢の見直し」(NPR)だ。NPRは米国の核政策の中期的指針で、バイデン政権下では初めて。核兵器を使う目的を「核攻撃に対する抑止・報復」に限る「唯一の目的化」が盛り込まれるかが注目されたが、盛り込まれなかった。

 欧米のメディアは、核保有国…

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    副島英樹
    (朝日新聞編集委員=核問題、国際関係)
    2022年4月6日11時56分 投稿

    【視点】現在、日本のリーダーを務めるのは、被爆地・広島選出で、「核兵器のない世界」への取り組みをアピールしている岸田文雄首相です。その首相に対し、地元の広島県知事が苦言を呈した形です。その意味合いを担当記者がしっかりと字にして伝えました。湯崎知事の