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椅子の脚にテニスボール、驚くほど静かに 補聴器の児童にも優しく

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堤恭太
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 古くなった硬式テニスボールに切り込みを入れ、椅子や机の脚にかぶせる取り組みが5日、埼玉県蕨市立塚越小学校で行われた。床と接触する際の音を小さくするのが目的で、2006年に始めた同市立中央小学校のPTAや市テニス協会が市内の全ての小学校に広げようと呼びかけている。

 この日、市テニス協会から持ち込まれたボールは約700個。室内のテニススクールで使われたもので、汚れが少なく蛍光色が鮮やかだ。中央小学校のPTA会長、加藤直明さんが6年生らに「ボールを付けると驚くほど音が小さくなる」と説明。実際に試すと、子どもたちは「おっー」と驚いていた。6年生らは8日の入学式を前に、1年生74人の机と椅子の脚に丁寧にボールを押し込んだ。

 取り組みのきっかけは、中央小に聴覚の不自由な児童がいたこと。補聴器が机や椅子を引きずる音を拾いやすく、困っていため、テニスボールを脚につける方法を取り入れた。硬いボールをカッターナイフで切るのは力が必要で危ないため、テコの原理を利用して安全で簡単に切り込みを入れられる器具も考案した。

 市テニス協会も協力し、毎年…

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