ロシアとの戦いに備えるため、ウクライナの18~60歳の男性は原則、国内に残ることが求められている。侵攻が始まって1カ月が過ぎた今も各地で、男性が国外に退避する家族を見送る光景が繰り返されている。
1日、西部リビウの駅プラットホーム。隣国ポーランドに行く電車の前で、何組もの家族や友人らが抱擁していた。
午後5時すぎ出発予定の電車が「25分遅れる」と構内アナウンスが入ると、会社員セルゲイ・コバレベッツさん(37)は「窓越しだけど、もう少し妻と子どもを眺めることができる」と笑顔を見せた。電車には妻レナさん(35)と長女カミラさん(13)が乗り込んだ。
軍事経験はないが、軍事教育…
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