ゼレンスキー氏「国連を解体する覚悟はあるか」 国際社会に行動迫る

有料会員記事ウクライナ情勢

ニューヨーク=藤原学思
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 ウクライナのゼレンスキー大統領が5日昼、国連安全保障理事会でオンライン演説をした。首都近郊のブチャの惨状を語りつつ、「第2次世界大戦以来、最も凶悪な戦争犯罪」とロシア軍を強く非難。さらに、「国連を解体する覚悟はあるか」と語り、国際社会に行動を迫った。

 「ロシア軍が行っていない犯罪は一つもなかった。彼らは、私たちの国に奉仕してきた人であれば誰でも、探しだし、意図的に殺したのだ」。カーキ色のシャツを着て、ひげの生えたゼレンスキー氏は、前日に視察したブチャの様子から演説を始めた。首都近郊のその町では、市民の遺体が多数発見されたと伝えられている。

ゼレンスキー氏は、演説をしめくくった後、「あと1分、時間をください」と述べ、会場のモニターには映像が流れました。どんな内容だったのでしょうか。

 ゼレンスキー氏は、「ロシア軍の喜びのために」被害にあった市民を代表し、発言をすると訴えた。

 拷問の末に後頭部を撃たれた市民。アパートや自宅で殺された市民。手投げ弾で吹き飛ばされた市民。戦車に押しつぶされた市民。手足を切り落とされた、のどを切られた、舌を抜かれた市民。子どもの前でレイプされた市民……。

 過激派組織「イスラム国」(…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2022年4月6日9時12分 投稿
    【提案】

    国連で世界平和に責任を持つ中核をなすはずの安保理で、その存在意義を問う稀有な演説です。国連が発足当初から抱える矛盾が放置されてきた結果がウクライナ危機であることを、ゼレンスキー大統領は訴えています。  1945年10月の国連発足に向けては