イラン核合意をめぐる協議が6日、開始から1年となった。米国とイランが間接的ながらも交渉に臨んできたが、3月に中断し、行き詰まっている。背景には、イラン側の強硬な姿勢が浮かぶ。
核合意は2015年、イランと米英仏独中ロの間で締結された。イランが核開発を制限する見返りに、国連や米国などの制裁が緩和された。だが、米国のトランプ前政権が18年、一方的に核合意から離脱し、制裁を再開。19年以降、イランは合意による制限を超えて核開発を進めてきた。
核兵器の原料になるウランの濃縮度をめぐっては、核合意で3・67%に制限されているが、イランは60%まで高め、製造と貯蔵を続けている。
昨年1月にバイデン米政権が…
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