ロシアの主張崩す公開情報、次々と 「住民への暴行なかった」の矛盾

有料会員記事ウクライナ情勢

高野遼=ワシントン、佐藤達弥
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 ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャで見つかった多数の遺体が、ロシア軍の支配下にあった3月中旬から存在した可能性が高いことが衛星写真から判明した。「ロシア軍の撤退直後は遺体はなかった」とのロシア側の主張を覆すものだ。ロシア側の主張に対し、公開情報を分析する「オシント」(オープンソース・インテリジェンス)の専門家らが詳細な反証を加えている。

 4月2日にウクライナ国防省などが公開した動画では、ブチャの路上に10人以上の遺体が倒れている様子が収められていた。ロシア軍が民間人を殺害した戦争犯罪にあたる可能性があり、国際的に批判が高まっている。

 これを受け、ロシア国防省は3日、ブチャの写真や動画はウクライナ政府による「挑発だ」と責任を転嫁。「ロシアがブチャを掌握していた期間、地元住民が何らかの暴行を被るようなことは一切なかった」と主張した。3月30日にはロシア軍は撤退し、その後にウクライナ軍が到着して初めて遺体が「登場した」とした。

3月中旬の衛星写真に写っていたのは…

 米宇宙企業マクサー・テクノ…

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