身体拘束後に死亡、精神科病院側と遺族が和解 「一層の配慮」を約束

有料記事

田中恭太
[PR]

 東京都足立区内の精神科病院で患者の女性(当時54)が死亡したのは違法な身体拘束が原因だったとして、遺族が病院側に約6200万円の損害賠償を求めた訴訟があり、東京高裁(足立哲裁判長)で7日に和解が成立した。原告側によると、病院側が一定の解決金を支払い、再発防止に努めると約束したという。

 一審・東京地裁判決によると、双極性障害と診断されていた女性は2016年1月、足立区内の精神科病院を受診し、夫の同意の下で入院した。しかし、看護師の制止を振り切って立ち去ろうとするなどしたため、医師が入院初日に両腕や胴の拘束を指示した。拘束は7日後に解かれたが、直後に容体が急変し、肺血栓塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)で死亡した。

 地裁は病院側の主張に沿って拘束の合理性を認め、原告側の請求を棄却した。一方、控訴審では和解が成立した。

精神科での拘束、訴訟相次ぐ

 7日に会見した原告側による…

この記事は有料記事です。残り210文字有料会員になると続きをお読みいただけます。