マンガ連載開始70周年 鉄腕アトム展 手塚治虫記念館

中野晃
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 マンガ「鉄腕アトム」の連載開始から70周年を記念した企画展が兵庫県宝塚市手塚治虫記念館で開かれており、親子連れを中心に人気を呼んでいる。アトム誕生のシーンを再現した立体展示もある。6月27日まで。

 記念館によると、「鉄腕アトム」は1952年4月、雑誌「少年」誌上で始まった。もともとは51~52年の同じ雑誌の連載「アトム大使」に登場した脇役だったが、主人公になった。

 鉄腕アトムの連載は68年まで続いたが、その間、アトムの絵柄は少しずつ変化を遂げているという。会場では、変容するアトムの姿を扉絵などから紹介。アトム誕生の場面を描いた原稿も展示している。実験台からアトムが起き上がり、初めて目を開く場面を再現した立体展示も好評だ。記念館が収蔵する約200冊の単行本などもずらりと並ぶ。

 企画展は3月5日に始まり、月末までに計4271人が来館。前年同期より千人近く増えたという。

 開始に先立つ内覧会では手塚治虫作「リボンの騎士」の主人公にちなむ市観光大使「サファイア」の阪上雅日(みやび)さん(21)と御手洗菜々さん(21)が会場を訪れた。2人とも鉄腕アトムを読んだという。

 阪上さんは「アトムの姿の変化を楽しんでほしい」、御手洗さんは「ロボットに対する人間の差別を描くなどテーマは重い。子どもの時に読んだ人も大人になった今どう感じるかを味わってほしい」と話した。

 水曜休館(5月4日は開館)。大人700円、中高生300円、小学生100円。問い合わせは記念館(0797・81・2970)。(中野晃)