世界ボクシング協会(WBA)ミドル級スーパー王者の村田諒太=帝拳=と国際ボクシング連盟(IBF)王者のゲンナジー・ゴロフキン=カザフスタン=との王座統一戦が9日、さいたまスーパーアリーナである。ゴロフキンはミドル級史上最強とも称される強打者。村田にとって、競技人生最大の挑戦と言ってもいい。
この一戦は、国内では動画配信サービス大手のアマゾンプライム・ビデオが独占生配信(18時配信開始)する。スポーツ中継を取り巻く環境が激変する中、アマゾンジャパンの児玉隆志カントリーマネジャーに経緯を聞いた。
――なぜ、ボクシングを?
一般的な消費者調査で、お客様がどんなスポーツが好きか調べると、ボクシングは決してナンバー1ではない。やはり日本では野球、サッカー、ラグビー、バレーなど。ボクシングの面白いところは、それが村田選手―ゴロフキン選手、井上選手―ドネア選手というカードになると、他競技にひけをとらない、あるいはそれ以上のエンターテインメントとして価値が出る。ボクシングは高視聴率の試合が多いですから。
――いつからスポーツ配信を模索していたか。
ここ2、3年。スポーツはローカルコンテンツなんです。オーストラリアでは水泳、インドはクリケットを配信している。その国で大人気の競技がそれぞれ違う。
――ボクシング以外の競技も検討は。
いろいろ検討した。人気競技…
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