第9回札幌五輪で「子どもの心に熱いものを」 トム・ブラウンみちおさん

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聞き手・佐々木洋輔

2030年オリパラ 札幌招致を問う

 札幌市が目指す2030年冬季五輪招致へ向けた課題と展望を、現地での取材と関係者へのインタビューから探ります。

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 ――みちおさんはお笑い芸人になる前、プロのスノーボーダーを目指したそうですね。

 「24歳で上京しましたけど、札幌での家族との思い出は雪かき。小学生低学年のとき、おやじが除雪機を買ったときは、家族みんなでおやじを胴上げしたいくらいうれしかった。『飛ばして、飛ばして』と、わざわざ除雪機の前に雪を運んだくらい。除雪機でつくってもらった雪山で、お米の袋をソリ代わりにして、よく遊びましたね」

 「スノーボードは中学2年で始め、こんなにおもしろいなら、これを仕事にできないかなあと思ったんです。高校卒業後(トム・ブラウンの相方の)布川からのお笑いの誘いを断って1年間、バイト浪人しました。ニセコで住み込みで働くなどしてお金をため、プロボーダーになるための専門学校に入りました」

 ――なぜプロボーダーを断念したのですか。

 「専門学校の2年目に、友人が練習中にバランスを崩し、ひどい大けがをしてしまったんです。それを目の前で見て、普段の練習ひとつで死ぬことも全然あることが実感としてわかった。本当に命を賭けないとプロにはなれないし、高みにはいけない。その覚悟は自分にはないと悟って、スノーボードは諦めました」

 ――北京冬季五輪は見ましたか。

 「はい。ちょこちょこ見まし…

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