ドイツの情報機関、連邦情報局(BND)がウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊で、ロシア兵が民間人を殺害したことを語る無線通信を傍受していたと独誌シュピーゲルが7日、報じた。兵士らの会話が、多数の民間人が殺されたキーウ北西部ブチャでの残虐行為を裏づける可能性があるとしている。
同誌によると、BNDが傍受した会話では、ある兵士がほかの兵士に「自転車に乗った人を撃ったところだ」と話しているという。ブチャでは、自転車に乗った体勢のまま倒れた遺体の映像が報じられた。
傍受された通信は分析が続いている。一つ一つの音声を個別の事例と照合するのは難しいとみられるが、ブチャ以外でも同様な殺害が起きていることを示す音声もあるという。
民間人への残虐行為は、人々に恐怖を植えつけるとともに、抵抗の意思を失わせるためだとみられる。
シリアで残虐行為を担ったと…
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