ロシアのノーベル平和賞編集長、ペンキかけられる 上半身が真っ赤に

ウクライナ情勢

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 ロシアの独立系リベラル紙「ノーバヤ・ガゼータ」編集長で、昨年ノーベル平和賞を受賞したドミトリー・ムラトフ氏(60)が7日、列車内で何者かに襲われ、赤いペンキをかけられた。ロシアによるウクライナ侵攻後に活動停止を余儀なくされた同紙の記者らが同日発足を発表したプロジェクト「ノーバヤ・ガゼータ・ヨーロッパ」がSNSで報じた。

 ムラトフ氏が襲われたのはモスクワからロシア南部サラトフに向かう列車内。インタファクス通信が伝えた警察の話によると、襲ったのは男2人組で、うち1人がムラトフ氏がモスクワの駅で列車に乗り込んだ直後にペンキをかけ、そのまま車外に逃げたという。

 「ノーバヤ・ガゼータ・ヨーロッパ」は、上半身が真っ赤に染まったムラトフ氏の写真とペンキで汚されたコンパートメントの座席の写真をSNSに投稿。ムラトフ氏は「目がひどくヒリヒリする。彼(襲った男)は『おいムラトフ、ガキどものためだ』と叫んだ」とコメントした。

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    副島英樹
    (朝日新聞編集委員=核問題、国際関係)
    2022年4月8日19時17分 投稿

    【視点】恐れていたことが起きました。ロシア国内で、プーチン政権と対峙する人たちを標的にする機運の過熱を憂慮しています。政権がヘイトをあおる構図と酷似しています。列車内のコンパートメントで突然、真っ赤なペンキをまき散らされたムラトフ編集長は、すぐにS