ロシア外交官は「ペルソナ・ノン・グラータ」 日本政府が追放決定

有料会員記事ウクライナ情勢

里見稔、戸田政孝
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 ロシア軍が侵攻したウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊で多数の民間人の犠牲が判明したことを受け、日本政府は8日、在日ロシア大使館の外交官とロシア通商代表部の職員計8人の国外退去を求めた。日本政府は「外交に影響が出る」としてロシア外交官らの追放に慎重だったが、欧州各国に足並みをそろえた形だ。ロシア産石炭の輸入削減と合わせ、追加制裁の柱となる。

 外交官の地位を定めたウィーン条約では、受け入れ国は外交官らを「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物、PNG)」として派遣国に通告し、国外退去を求めることができると定める。「外交分野での最も厳しい措置の一つが外交官追放」(日本外務省の幹部)で、ウィーン条約などに基づく今回のロシア外交官ら8人に対する国外退去要請は異例と言える。

 ロシア軍のウクライナ侵攻で、多数の民間人の犠牲が判明した後、欧州では、ロシア外交官追放の動きが加速した。

 日本外務省によると、ドイツ

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2022年4月10日12時4分 投稿

    【提案】ペルソナ・ノン・グラータ(PNG)は、外交的に相当重い措置です。日本政府がほんとうにロシア外交官にPNGをかけたとは、過去、外務省で対ソ連外交、対ロシア外交を担当した私の経験からすると、考えられません。「一定の期日までに出国しないと、別の措