歯形残るワルサーP38 「伝説のアニメーター」大塚康生さん追悼展

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井上恵一朗
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 日本アニメの黎明(れいめい)期から数々の名作に携わり、「伝説のアニメーター」と言われた大塚康生さんがこの世を去って1年。その足跡をたどる追悼展が杉並アニメーションミュージアム(東京都杉並区)で開かれている。企画した吉田力雄館長(67)は、映画「ルパン三世 カリオストロの城」以来、多くの仕事を共にしてきた間柄だ。

 大塚さんは東映動画入社後、日本初の本格カラー長編アニメ「白蛇伝」で原画、「太陽の王子 ホルスの大冒険」では作画監督を担当。その後、東京ムービーや日本アニメーションなどで「ムーミン」「ルパン三世」「未来少年コナン」などを手がけた。後進の育成にも尽くし、昨年3月15日に89歳で亡くなった。

 追悼展では、故郷の島根県津和野町で昨年開かれた企画展で使われたパネルを展示。少年時代の蒸気機関車軍用車両のスケッチのほか、山陰中央新報で連載した自身の足跡を振り返った記事などを見ることができる。

 吉田館長は1978年、東京ムービーに入社。「カリオストロの城」には製作進行として途中から参加した。スケジュールの追い込みで、連日泊まり込みの作業。作画監督の大塚さんは、トレードマークのハンチング帽をねじり鉢巻きにかえ、机に向かっていた。

 以来長いつきあいとなった大…

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