佐々木蔵之介さんと横山由依さん起用 京都知事選、投票率向上に奔走
京都府知事選は10日に投開票される。新顔で京都地方労働組合総評議会(京都総評)議長の梶川憲氏(62)と、2期目をめざす現職の西脇隆俊氏(66)が、いずれも無所属で争っている。過去2回の知事選で35%前後だった投票率が伸びるかも注目だ。府選挙管理委員会は著名人のポスターも活用し、啓発に力を入れる。
京都大が7日に開催した入学式。会場のみやこめっせ(京都市左京区)前で新入生が足を止める。見ていたのは、こう書かれたボード。
「あなたは選挙投票に行く? 行かない?」
府選管による街頭アンケートだ。
選択肢は「行くかも」と「行かないかも」。スタッフが答えを聞き、シールを貼っていった。
「行く」と答えた京都市の男性(19)は「自分が住んでいる自治体のリーダーは大事。選挙で意思決定に参加したい」と語った。
府選管は、このアンケートを2018年の前回知事選から実施している。若者の投票率アップが狙いだ。
前回知事選の年代別投票率は、10代が22・58%、20代が20・93%、30代が29・01%。若年層の投票率が、全体の投票率を下げる一因となっていた。
今回のアンケートは京都市内6大学の入学式会場の周辺で実施し、908人が回答。「行くかも」が573票、「行かないかも」は335票だった。
啓発戦略はこれだけではない。
府選管は、俳優の佐々木蔵之介さん(上京区出身)と元AKB48の横山由依さん(木津川市出身)を選挙PRのポスターに起用した。
著名人の就任は、06年の女子マラソンの野口みずきさん以来。動画広告やSNSのバナー広告も、初めて導入した。
5日には府選管のユーチュー…
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