第10回札幌五輪招致案に欠けているものは 舛本・東京都立大客員教授

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聞き手・佐野楓

2030年オリパラ 札幌招致を問う

 札幌市が目指す2030年冬季五輪招致へ向けた課題と展望を、現地での取材と関係者へのインタビューから探ります。

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 ――札幌市が2030年冬季五輪・パラリンピックの招致を目指していることをどう見ますか。

 「まだ20年東京五輪について、開催経費や開会式をめぐる不祥事など多くの問題への反省も検証もできていない。そんななかで札幌市や日本オリンピック委員会(JOC)が大会招致に突き進むことに、国民は納得しないだろう」

 ――昨年11月公表の札幌市の概要計画案の評価は。

 「五輪を機にインフラを整備し、経済効果を高め、札幌や北海道を活性化させようという狙いが見える。こうした形の五輪は『開発途上国型』と呼ばれるものだ。しかし各国では都市機能が成熟し、12年のロンドン大会以降は『成熟都市』での五輪開催を考える局面に入っている」

 ――計画案に欠けている点は。

 「そもそも五輪は他の世界的…

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