第37回激戦のブチャとイルピン つながった街で、占領と撃退に分かれた理由

有料会員記事ウクライナ情勢

イルピン、ブチャ=国末憲人竹花徹朗
【動画】ウクライナ首都キーウ近郊ブチャ。戦闘が繰り広げられた通りにはロシア軍の車両が残されていた=竹花徹朗撮影
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 ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外のイルピンとブチャを8日、朝日新聞記者が軍の案内で訪れた。いずれも、侵攻したロシア軍とウクライナ軍との間で激しい戦闘が繰り広げられた街。イルピンは撃退に成功したが、ブチャは占領され、多数の市民が虐殺された。どこに分かれ目があったのか。

 キーウ中心部から車で北西に30分ほど走ると、延々と続く松林の向こうに、街並みが見えてきた。人口約6万人のイルピン。遠方から眺めるとごく普通のベッドタウンだが、近づくとその異様さが際立つ。

 道路際の家屋の窓ガラスは、ほとんどすべて破れている。崩れかけた民家、焼け焦げた店舗。塀や壁には無数の弾痕があり、看板も折れ曲がっている。まるでゴーストタウンだ。

 記事後半では、激戦の跡が残るイルピンの動画も紹介します。

 「街の出入り口近くの被害は…

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