ウクライナ侵攻、宇宙の協調関係に亀裂 ロシア「解除まで回復なし」

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ワシントン=合田禄
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 ロシアのウクライナ侵攻による影響が、宇宙にまで広がっている。国際協力で運営されてきた国際宇宙ステーション(ISS)をめぐり、ロシア側が4月初旬、制裁が解除されないと正常な関係に戻らないとする見解を示した。約30年に及ぶ協調関係に亀裂が入っている状態だ。

脅しのツイート?

 ロシアの宇宙機関ロスコスモスのロゴジン総裁は4月初旬、ツイッターに「ISSやその他の共同プロジェクトにおけるパートナー間の正常な関係は、不法な制裁が完全かつ無条件に解除された場合にのみ回復することができる」と投稿した。ISSの運営をめぐる協力を拒否するかのような内容だ。

 米航空宇宙局(NASA)は朝日新聞の取材に、ロゴジン総裁のコメントを把握しているとした上で「米国の制裁と輸出管理措置があっても、ISSでの米ロの宇宙協力は引き続き可能だ。国際的なパートナー、宇宙飛行士のプロフェッショナルな関係は、ISSに滞在するすべての人の安全と任務のために続く」とするビル・ネルソン長官の声明を出した。

 ISSは日米欧、ロシア、カナダの15カ国で運用されてきた。冷戦下で激化した米ソの宇宙開発競争から、米ロが協力する形で実現したISS運用は平和の象徴でもあった。

■ロシアの役割は…

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