茨城・取手でしか買えない「バナナポーク」 常連が絶賛するその味は

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福田祥史
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 「バナナポーク」。バナナを食べさせて育てたという豚肉だ。茨城県取手市で食肉処理と加工・販売をする「日本畜産振興」が11年前に開発した。やわらかくておいしいと評判だが、生産量が少なく、買える日時や場所も限られていて、地元以外ではほとんど知られていない。

 4月最初の土曜日。朝、取手市内の通り沿いにある店舗の前に10人ほどが列を作り、午前8時半の開店を待っていた。バナナポークの直売店で、週1回、土曜の午前中だけ営業する。

 「甘みがあって、おいしい」「やわらかく、他の肉と全然違う」。ほとんどが常連で、どの客も絶賛する。「ロース薄スライス」が100グラムあたり210円。客足は途切れず、冷蔵庫に積まれた様々な部位と形状の肉のパックが、次々に売れていった。

 「地域の方に認めてもらえて、本当にありがたい」と安藤貴子社長(57)。バナナポークが市販されるのはこの店と、市内にもう1店ある直売店だけ。そちらは木曜午後と金曜の週2日営業だ。毎回用意する400~500キロがほぼ売り切れるという。

 飼育される豚は出荷前の2カ月間、果肉だけを乾燥させて粒状に砕いたフィリピン産バナナを配合飼料に混ぜて与えられる。できた肉は一般の豚に比べてアミノ酸ビタミンEが豊富で、カロリーが低いとの分析結果が同社のホームページなどに紹介されている。

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 開発を始めたのは2006年…

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