ドラゴンズのキーマン「マスター」阿部 チームに欠かせない理由

有料会員記事中日ドラゴンズ

山田佳毅
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 バーの主人を連想させるその風貌(ふうぼう)から、つけられた愛称は「マスター」。シーズンが始まって2週間あまり。内野も外野もこなしてしまうユーティリティー・プレーヤー、中日ドラゴンズの阿部寿樹選手(32)の存在感が、日に日にチームで大きくなっている。

 目を引くのは打撃だ。11日時点で見ると、打率は2割6分8厘とそれほど高くはないが、8打点はチームトップ。2位の木下拓哉選手(30)の7打点を上回る。1日から7日まで、6試合連続で打点を記録中だ。

 2日の広島戦(バンテリンドームナゴヤ)は、ドラゴンズの各選手が、ユニホームに自分のニックネームを入れてプレーした。阿部選手の背中には「MASTER(マスター)」の文字。この日は無安打だったが、四回にライトへ同点犠飛を放って打点を挙げた。延長十二回、今季初めてのサヨナラ勝ちを収めた試合となっただけに、貴重な一打となった。

 打順も主力のビシエド選手のあと、ポイントゲッターとなる5番を任されている。立浪和義監督(52)は「まだ打率は低いけど、ポイント、ポイントでタイムリーヒットや犠飛を打っている。(5番は)重要なポジションで大変だけど、今の打線では彼しかいない」と信頼を置く。

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 昨季は不振に苦しんだ。正二塁手として開幕したが、けがもあって、66試合の出場にとどまった。阿部選手も「去年はほとんど何もしていない」と悔しい胸中を明かす。プロ7年目の今季にかける思いは、人一倍強かった。

 捲土重来(けんどちょうらい)の気持ちで臨んだ今年の春季キャンプ中、事情が変わる。

 3年目の石川昂弥選手(20…

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