ヒマワリはウクライナの国花「大事に育てて平和を発信」涙ぐむ出身者
沖縄タイムス
戦火が広がるウクライナ出身の同僚を励まそうと、沖縄県恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)の有志らが6日、キャンパス内でウクライナ国花のヒマワリを種植えした。
学内外から約50人が参加。同国旗の黄色や青の服を着た人もいた。それぞれが平和を願いながら、村から寄贈された種を20センチ間隔で植え付けた。
作業開始前、OISTで事務員として働く同国出身のオクサナ・ブルドゥジャンさんは、涙ぐみながら参加者に感謝を伝えた。「祖国の現状はとても悲しいが、みんなでこのヒマワリを大事に育てて、平和と愛を発信したい」とあいさつした。
「Sunflowers for Peaceプロジェクト」と名付けられた取り組みは、ロシアがウクライナへ侵攻してからというもの、毎日のように泣いているブルドゥジャンさんの姿に心を痛めた同僚6人が中心となって企画された。メンバーの高橋麻美さんは「心配や同情だけでなく、行動で彼女を元気づけたかった」と話す。
約1カ月半後には、ヒマワリが花を咲かせる見込みだ。大久保知美さんは「大輪の花々の前に、またみんなで集まりたい」とほほ笑んだ。(沖縄タイムス)
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