10日に投開票された京都府議補選(京都市北区、被選挙数1)で、維新新顔で自動車整備会社員の畑本義允氏(38)が自民、立憲、共産の3候補を破って初当選した。各党は夏の参院選も視野に幹部を投入するなどして臨んだだけに、維新の勝利に衝撃が走っている。
府議補選は、自民元府議が公職選挙法違反(買収約束)の疑いで書類送検され、辞職したことに伴うもので、自民には厳しい戦いだった。結果は得票順に、畑本氏1万1161票▽自民新顔の津田裕也氏9412票▽共産新顔の福田陽介氏8124票▽立憲元職の松井陽子氏6305票。投票率39・57%だった。
維新は京都でも存在感を増しており、昨秋の衆院選は京都1区で新顔が比例復活当選を果たした。10日投開票の京都府知事選は候補者擁立を断念したが、府議補選は選挙期間中に馬場伸幸共同代表ら国会議員が応援に駆けつけた。
京都市出身の畑本氏は、府議会定数の削減など政治家の「身を切る改革」を掲げ、「大阪では(改革に)成功した。日本維新の会という新しい選択を、この京都でも」と訴えた。
府議補選勝利は、維新も「政…
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【視点】 5年前まで京都に勤務していた経験から言うと、相当に衝撃的な結果となりました。 私が京都・大阪に勤務していた数年間、日本維新の会は、大阪都構想の住民投票で僅差で敗れるなど、伸び悩んでいました。選挙では積極的に候補者を立てていましたが、大